2010年11月

2010年11月30日

子ヤギの去勢見学

※手術の画像も含まれますのでご覧になるときはご注意下さい。

(お食事中の方はご遠慮下さい)




とうとう子ヤギの去勢の日が来た

除角の時も怖かったが、もうだいぶ大きく育ったタマタマをとるなんて

心の準備ができていないダンナ・・・・・『あっ獣医さんが来たぁー

あれっ車に沢山人が乗っているぞ・・・・・



どうやら鹿児島大学から准教授と未来の獣医さんの卵(素敵な女性2人)がうちのヤギのために来てくださいました。

知らぬ間に麻酔を打たれ、朦朧とする子ヤギ・・・・・・。

教育の一環となると思い細川家の子供達と偶然遊びに来ていた長男の同級生も立会いました。





こんなに立派なタマタマに今まさにメスが入ります。





袋からメスを入れてタマタマを引っ張り出し、強そうな縫合糸で根本を2度きつく結ぶ。

そしてタマタマを切除・・・・もちろん2個あるので2個分です





切除したタマタマ・・・・・・グロテスクですみません





縫ってしまうと汁が溜まり腐ったり痛みが強くなってしまうとのことで切開した袋は縫わずそのままにするそうです。

すでに袋が縮まってしまい。男としては悲しい姿に





ついでに再除角・・・・・角らしき突起が出てきたのでしかたありません。

片方はダンナの爪で引っ掻いたら先端が『ポロッ』と取れたので焼きは一箇所だけ。







除角のときよりも麻酔は少なく打ったそうですが中々目覚めない・・・・・・。

ショック状態のようです・・・・・・・





・・・・・・・・・無事に目を覚まし起き上がりました。

母ヤギのユキを一生懸命呼んでいます。

3日は食欲も無く元気が無い状態が続くそうで、自分では歩けないほど衰弱していました。



何にもしていないのに疲れがどっと押し寄せるダンナ・・・・・・・。

見学していた子供達はけろっとしていて『よしっ!!ゲームしようぜっ』て走っていってしまった。

偶然遊びに来ていた長男の同級生は細川家でヤギの手術を見たことをお母さんに話したようで

『ヤギの手術まで見させてもらってありがとう』だって・・・・・さすがは屋久島の子供達。

現代の子供達はなかなか経験できない貴重な体験だったに違いありません。


hoso89 at 11:01|PermalinkComments(0)ヤギの部屋 

2010年11月24日

3年越しのヒラスズキ

年男のダンナですが今年は2月末から大変なことばかり、仕事のことだけでなく、レスリング事件、集落の育成会長、スポーツ推進員、交通安全推進員をして心も身体もおかしくなり、いまだに疲れやすく体調は回復しません

唯一全ての嫌なことを忘れることができる時間が釣りをすることでしょうか



でも忙しすぎて釣りに行く時間もとれずに毎日が過ぎていく・・・・・・・

育成会とスポーツ行事はリンクして行なう場合が多いので運動会も終わり、やっと釣りにいける時間が取れた。



何を釣りたいと言えば3年前に釣ったっきり、何度磯に通おうともその姿さえ見ることができなかったヒラスズキだ

こいつが釣りたい・・・・・・・・・

以前ヒラスズキ用に買った中古のダイワ、シーホーク12Hはヒラスズキをかけることなく折れました



そして嫁さんに断りもせずロッドを買ってしまった

ヤマガブランクス、アーリー103MH・・・・・・・・嫁さんはながらも『釣ってきてよね』と言葉をかけてくれた。

今年のダンナの苦悩・・・・・・頑張りを一番近くで見続け、応援してくれていた嫁さん。

嫁さんにヒラスズキを食べさせたい。

そして子供達とじいちゃん達にも。



3年前に釣ったときも、『俺には今日しかないんだ』という並々ならぬ思いがあったことを今でも覚えています。

そして今回も同じ思いが・・・・・・・・・。

釣れるぞ・・・・・・・・『やったるでぇ



穏やかな晴れ・・・・・風も穏やか・・・・・サラシは普通・・・・・・・・・。

ヒラスズキを釣るコンディションとしてはダメダメな感じがするがキャスティング下手なダンナにはこれくらいが丁度良い。



1投目・・・・・・・『コンッ』・・・・・・・何かがいる

2投目・・・・・・・『ゴン』・・・・・・サラシを泳いでいたミノーが引き込まれた



すかさず巻き取るもドラグがジワジワと出る・・・・・・。

ついに姿が現れた

鋼色に輝くこの姿は3年間も見ることができなかったヒラスズキに間違いは無かった。

姿が見えてからは二度三度とジャンプを繰り返し、ミノーを振り払おうとする。

波を利用してなんとかキャッチすることができた。

心は落ち着いているのに身体は震える・・・・・・・・・

とうとうヒラスズキを手にすることができた・・・・・・・長かった・・・・・・・・。

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やっぱり手が震えてピンボケ写真になってしまった

念願だった昼間の磯で釣り上げることができたことが嬉しかった。



大きさは丁度80cmでした



後日は6ヶ月ぶりのジギングに・・・・・仲間達はこの日のためにタックルを揃えて準備をしていました。

次男くんは『お父さんはマダイを釣ってきてね』と魚のリクエスト・・・・・・

全員で30匹ほどのカンパチを釣り上げ、キテンハタ、初めてハガツオやマダイも混じりました。

ダンナはカンパチ4匹となんとご注文のマダイを釣り上げました

帰ったら次男くんは大喜び・・・・・・・・

この喜ぶ姿が見たかったんです。

『お父さんは名人だね』だってさ





頑張るダンナへのご褒美のような釣果に感謝しかありません。

そしてダンナを支えてくれる家族に心から感謝しています。


2010年11月22日

ヤギの除角

細川家の雄ヤギの宿命・・・・・・・除角。

角を切り、生えてこないような処理をするんですけど。



動物病院に入院するわけでもなく、家畜として屋久島町の獣医さんが現地で手術するのです。

ダンナもはじめての体験・・・・・・(ダンナが獣医さんの補助をする)



まずは麻酔注射を打って、あっという間にうとうとする子ヤギ。

・・・・・・・・・・こてっ





次は角の周りの毛をカットして消毒・・・・・・・・剪定ばさみで角を切る。





切った角の周りに熱した焼きごてを押し当てて焼く・・・・・





二本の角を同じように焼くことで角が生えないようになるそうで焼きがあまいと細い角や曲がった角が再度生えてしまうことがあるようです。

焼いた跡は消毒(この青いの・・・)





麻酔をしているとは言え、かわいそうな手術・・・・・・これをしないと細川家では飼えないんだ

すぐに麻酔も覚めて歩き回るけど元気は無い。

後日・・・・・・。

・・・・・・・・・超元気。

ニ、三日はダンナが消毒をして様子をみましたが日に日に元気になり安心しました。

今度は去勢手術です。

いっちょ前にタマタマが大きくなり、お母さんヤギのユキに乗ろうとしている姿もしばしば・・・・・・。


hoso89 at 11:52|PermalinkComments(3)ヤギの部屋 

2010年11月07日

おとんトレーニング

屋久島格技、野間道場を辞めて

『これから何をするの?』

『レスリングは続けないの?』

『落ち込んでないの?』

細川家を応援してくれる方々には色々とご心配をしていただいたようです。



細川家はレスリング全国大会後、出きる限りの練習を続けていこうと家族で話し合い、すぐにおとんトレーニングを始めることにしました。

そこで、仕事で忙しいダンナですが空いた時間(夕方~暗くなるまで)でランニングと縄跳びを始めました。

次男くんも、長男も長女も2Km弱を走り、そのあとは縄跳び・・・・・本当に『出きる限り』の運動でした

細川家の子供達は縄跳びが苦手で初めは次男くんは2回、長男も10回、長女も40回くらいしか連続で飛べないところからスタート。

二学期がはじまるまでの目標として次男と長男は連続飛び回数を伸ばす。

長女は3分間、引っかからずに連続飛びをすると決めました。

簡単かなと思ってダンナがやってみると、2分が限界で3分はきついことがわかりました。



そして二学期が始まる前日までに次男くんは連続130回、長男は330回、長女は3分連続という目標を達成しました。

続けることで短期間でこんなにも成果がでるとは

・・・・・・・・『それがおとんトレーニング



目標を達成した長女が『お父さん・・・・・私は今ね、目標をつくることが難しくて大変なんだ』と言いました。

レスリング大会という目標があるときは思いもしませんでしたが目標がなくなるということは子供達にとってもダンナにとっても辛いことでした。

大きな目標こそ今は見つけることができませんが小さな目標でもトレーニングを続けることで達成して行いくことにしました。



そして二学期が始まり、細川家の小屋に畳を9枚引いた簡単なトレーニングルームも作ってみました

狭い場所ですが子供達にとっては自分達のトレーニングスペース。

これから色々なトレーニングができる夢の遊び場になっていくことでしょう。

これで雨が多い屋久島でも、そしてダンナの仕事が遅くなったとしても自分達の時間で屋内おとんトレーニングができます。



・・・・・・おとんトレーニングを始めてから2ヶ月とちょっと。

今でも週4日から5日はトレーニングを続け、これからも色々なトレーニングを取り入れて楽しんでいます。

細川家子供達にはスポーツトレーニングなんて指導できる技量も経験もない素人親父が不恰好なりに、ただ続けることで何かを伝えることができればと思います。



レスリングの実践的なトレーニングは今はしていませんが『子供達がレスリングがしたい』と言えば新チームを立ち上げるくらいの気持ちは今もあります。

でも『うちの子にはレスリングしかない』なんてことは思わないし、親としても思いたくもない。

細川家子供達は球技が苦手なので球技にも挑戦して行ってもらいたい。

『何でも挑戦していいんだよ』・・・・・父さんと母さんはお前達の一番の応援団なんだから



でも、屋久島は離島なので選べるほど沢山のスポーツ指導があるわけではありません。

だからこそ、自分のやりたいこと、興味があることが見つかるまで・・・・・そして良い指導者に出合う時のために『おとんトレーニング』を続けて行こうね。