2008年12月
2008年12月22日
ハイブリッドカーが来た
ガイド復帰していままではそこまでは気にしないことがものすごくきになって。
よく見えるようになってきました。
大型バスなど真っ黒の排気ガスを出しながら登山口へと向かう車達。
自然ガイド業という仕事柄もあるが屋久島に暮らすものとして、
いつか環境にやさしい車を替えなくてはと常々おもっていました。
山本印店の不思議なハンコが届いてから一週間ほどで決めました。
『ハイブリッドカー買っちゃおう』
不思議なハンコを使って初めての契約がとっても大きな意味を持つ大きな買い物になりました。
鍵は無く、キーホルダーみたいなスマートキーなのだ。
エンジン始動は「ポチッとな」とボタンを押すだけ。
音が静か・・・・・
排気熱も再循環されてエンジン暖気時間の短縮や暖房性能も向上したそうです。
やっぱりお値段はお高いです。
車体重量が重いので重量税が今までに無いほど高く感じました。
これから購入を考えている人は良いことも、来年は新車購入だと重量税や取得税が免除になるとか?
それに電気自動車なんかもでてくるはず。
屋久島ではエコカーが当たり前になるといいね。
細川家のもう一台の車は悲しいかな軽油。
『めざせハイブリッドカーもう一台!!!』です。
そしてフィールド忘年会にはスタッフにエスティマハイブリッドを初お披露目。
毎年、恒例となっている永田のつわのやでのお泊り忘年会。
経営者としては今年ほどダンナらしさを前面に出して一大決心した年はなく、絶妙に乗り切ることができたと感じている。
事務担当の嫁さんのスケジュール管理、無理させず、体を壊すことなくスタッフが年末を迎えることができた。
スタッフが数人減った中でよく管理してくれたと心の底から感謝です。
「次はエスティマハイブリッド買います」なんて言う心強いスタッフもいるし、
ダンナと正反対のことを考えている者もいましたが不思議と気になりません。
今までも、今年もスタッフが十分に食べていける仕事をあげられたこと代表の仕事としてそれが一番の思いです。
来年は不況の影響も出てくることでしょう。
仕事が忙しい、もっと休みが欲しい・・・そんなことが言えるのは、なんて恵まれているんだろうとダンナにとっては不満も褒め言葉に聞こえた。
『本当の意味で耐える年はこれから』
『来年は不満なく、みんなで良かったと感謝できるようになれます』
細川家の今年は『絶妙にうまくいく』という言葉が流行語大賞です。
2008年12月17日
ピグミーシーホースに逢いに行く
もうずいぶん昔のことですが屋久島にピグミーシーホースがいるとうわさになった事があって、
ダンナはすでにダイビングの仕事をしなくなっていたので、かなり気にはなっていたんです。
ウミウチワなどの軟質サンゴを住処として、うまいこと体をまわりの環境に同化させ、一見するとどこにいるかわかりません。なんとも不思議な”魚”です。
ピグミーシーホースは、とってもかわいいタツノオトシゴの仲間ということは知っているけど実際に見るのは初めてだし、楽しみ。
今回も屋久島ダイビングセンターの栢下さんにお願いしてダイビング研修です。
栢下さんはボートを勧めたけど、「細川さんならビーチからもいけるでしょう」とのこと
昔はよく潜っていた一湊タンク下・・・・ビーチエントリーも足場が良くなり余裕でエントリー。
ダンナはガンガン泳ぐ人だったので岬の先端までダイビングで行くこともありましたが・・・・・。
もう過去の話でしかも一年ぶりのダイビングですから・・・・
心配をよそに栢下さんはとっても優しくダンナをエスコート。
ペースを気にしてくれる。
「至れり尽くせりでお客様の気持ちもわかって良い研修になりますね」
水深32mにポツンとピンクのウミウチワが・・・・
ここにピグミーが居るんやね。
栢下さんがライトで合図・・・「おっいたんだ」
指でピグミーの場所を示してもダンナにはよくわからんのです。
めちゃめちゃ近づいて凝視すると小指の爪ほどのピグミーが・・・・。
ウミウチワのポリプそっくりな突起物がついている。
「これは見つけるのが大変ですよ」
カメラを向けると逃げるは逃げる。
ウミウチワに絡みつき必死に移動。
こんなに動くと思わなかったのでマクロ撮影も大変。
数撃ちゃあたるみたいにシャッターを切るもほとんど後姿・・・・・(悲)
深い水深なので長居もできずに浅場へ戻る
またピグミーのベストショットを撮る為に再チャレンジしなくてはいけませんね。
2008年12月16日
師匠とジギング
ずぅーとうみがめ師匠はお仕事やらが忙しくて師匠無しでのジギングでしたが
ようやく師匠とご一緒ジギング。
師匠の厳しくも愛あるジギング指導の成果を見てもらえるし、なにより同船できることがなによりうれしい今回のジギングはウルトラヘビー、ヘビー、ライトの海洋状況に合わせたタックルも全て整って、ジグも屋久島海域のパターンに合う重さを揃えた。
どんな状況でもカンパチを狙える・・・・。
去年の春にはじめたジギングがもうすぐ2年となり、色々な経験をして良い仲間ができて・・・。
そしてなにより、魚を捕れるようになった。
あの必死だったジギングが今では楽しくてしかたがない。
お金も思いのほかかかるし、贅沢でしんどいスポーツフィッシング。
でもやめられない。
そんな思いでのぞんだジギングはハプニングの連続。
うみがめ師匠が初めて船上にビデオカメラを持ち込んだので全て映像に残りました。
(↑こんなところが師匠の凄さ、めちゃくちゃ気が利く人)
始めはなかなか渋くても、いつもエビくんは好調。
ダンナはPE2号、リーダー50lbのライトタックルで食べごろサイズのカンパチ狙い。
初ヒット・・・・・バラシ・・・・ヘタクソ。
2度目のヒット・・・・・ものすごい引きと重さ
ファーストラン?をなんとかしのぐ事ができたが、弱る気配もない。
ドラグが音もなく出て行く・・・・・いつまでたっても弱らない。
楽しい・・・・・楽しすぎる。
船長が「GTみたいだ」と教えてくれた。
仲間はラインを巻き取り、ダンナとGTらしい魚とのファイトは時間だけが流れていく。
仲間の釣りを中断させてしまい、申し訳ないという気持ちとGT捕りたいという気持ちが喧嘩を始めた。
「もう切れても本望だ」そんなことを思った矢先にリーダーとの結束部分から切れました。
もしこのままファイトができたとしても船に上げるまでは1時間以上かかったと思います。
それほどGTは疲れ知らずのパワーファイターだと身震いした。
残念がる仲間・・・・
「この仲間たちには遠慮はしなくていいんだ、釣りが中断されたって喜びあえるんだ」とあらためて気付く事ができました。
次からは「絶対に捕ってやる」と思うことができる。
リーダーを結びなおして1投目でヒット。
今度は小型のカンパチ1kgほど簡単に上がってくる。
船上に横たわるカンパチには大型魚に襲われた傷が残っている・・・GTだ!!!
GTはこのカンパチの群れについて回遊していたんだね。
沖へ出てからも天気が良くて気持ちがいい。
仲間全員がカンパチを捕って楽しいムードでジギングを終えることができた。
師匠とのジギングはいつもハプニングがある。
今回は師匠のスプールが海へ「ドボーン」奇跡的にキャップまで回収。
(ジグかと思ったらスプールでびっくりしました)
トーマスさんは魚とのファイト中にリールがリールシートから外れてしまい、ラインが手元で切れてしまいましたが、なんとかライン回収すると運よくカンパチがついてました。
・・・・・実はダンナもジャーク中にリールが外れましたし。
ハプニングでも笑いあえる釣り仲間は最高です。
2008年12月10日
レスリング大会初参戦(長男編)
長男のレスリング大会初参戦はとても緊張したようで、試合前から落ち着かない感じ。
練習相手が少ないので、いつも勝つ長男はお山の大将気取りなんです。
もちろん親としては金メダルをとってほしいけど、長男に対しては今回負けたほうがよいと思っていた。
長男の初試合・・・相手の攻めはすばらしく。
基本ができていない長男はタックルをいとも簡単に決められ負けてしまった。
相手の子は基本がしっかりできていて強かった。
長男は泣きこそしませんがダンナのひざにすわり元気がない。
「まだ終わったわけじゃない、がんばるんだ。明日の試合に全部勝てば銀メダルはとれるぞ」とダンナ
「もう金メダルとれないのぉ」と長男
大会2日目・・・自信なさげな長男。
試合が始まった。
長男が相手を投げる。勝利。
次の試合・・・・長男が相手を投げる。勝利
すぐに調子に乗る長男は「相手が弱すぎるよ」と
「じゃああの強い子にも勝ってみろよ。次の大会もお前に勝った子が出るぞ」とダンナが言うと長男はしゅんとしてしまった。
「屋久島に帰ったら練習しないとな。」
結局1回戦で長男が負けた子が優勝。
長男も銀メダルを獲得しました。
長男にレスリングスイッチを入れるのは大変ですが次の大会に向けて金メダル狙います。
そして緊張しやすい長男はよく初参加で結果を残してくれました。
屋久島格技の中で1番お子様な長男ですが基礎練習もスパーリングもさぼることなく一生懸命たんたんとこなす姿はとても感心する。
ダンナは厳しく育てているけど頑張ればたくさん褒めてあげるからね。
レスリング初参戦(長女編)
北九州レスリングフェスティバルに参加するため北九州へ行ってきました。
初参戦ということで今までの練習で自分の力がどの程度通じるのか不安あり期待ありの挑戦。
長女は「金メダルとる」と意気込んで自信に満ちている。
すばらしい変化です。
レスリングを始める前はちょっとしたことで泣き、自分に自信もなく心が弱く見えていた。
それが親にとってとても心配なことだったのです。
「レスリングやりたくない」と言った時期もありました。
それもそうです。
格闘技だから青あざや打ち身、痛いことばかりですから・・・。
練習相手も自分より重い子ばかりとスパーリングするんだから・・・・。
でも、そんな長女に自信と強い心を教えてくれたのはレスリングです。
「綺麗で強いおねえさんになりなさい・・・なりたい」
親子で同じ方向を向くことで乗り越えることができる。
大会当日、長女に緊張の色は見えない。
「負けちゃうかもしれないけどがんばるよ」
屋久島格技の仲間ほとんどが、緊張からか力を出し切れずに1試合目で負けてしまう。
でも2回負けるまでは結果はわからないので、みんな諦めてはいない。
長女の初試合が始まろうとしている・・・相手は男の子。
小学3年生になるまでは男女混合なんです。
「みんなの仇を討って来い」とダンナ
「わかった」と長女
試合が始まる・・・・。
スピードとパワー、タイミング・・・・やっぱり・・・いつもと違う。
心配をよそに確実にポイントを奪う長女。
今までの基礎練習と意気込みで相手に圧勝してしまった。
初試合はまるで優勝したかのような喜びとガッツポーズ。
次々と相手を翻弄して勝ち続ける長女。
まさに鮮烈なデビューという言葉が似合ってしまう。
全勝のまま5試合を終えて燃え尽きてしまった。
全勝の子が2人、でもポイントで有利な子の金メダルが決まっていると言われた。
長女は銀メダル・・・・。
と思っていたらハプニング。
全勝同士決勝を行なったらしい。
ダンナは長男のお世話(おしっこもらしちゃた)で最後の試合を見ることができなかった。
結果は秒殺・・・・長女の負け、しかもテクニカルフォール10点差を付けられてしまった。
なかなか金メダルには届かない・・・・上には上がいる。
学ぶことが大きかった初参戦。
大会参加者で6試合もした選手は長女だけです。
よくがんばった。
これからのがんばりも楽しみでたまらないダンナです。