2006年05月
2006年05月30日
親子で風呂焚き
人間は生き物の中でも火を扱うことができる。
「これってすごいことなんだ」
薪風呂を沸かしに行くと必ず長男2歳が「パっパーーどこにぃいるにょーー」とダンナを探して手伝いをしてくれるようになった。
「ぼっく。小さい木もってくるね。」と枝を拾い集めてきて「こ・れ・も・や・し・て」と早く燃やせよと言わんばかりに催促してくる。
火を点けると今度はフイゴでカマドに空気を一生懸命送り込む・・・・。
まだ小さな子供なのに家族が熱い風呂に入れるように働いてくれている。
生活をするということを理解し始めて火を使うという行動を親から子、そして自分の経験として成長している姿を父親として感じることができた。
なんてたのもしいことだろう。
そのうち父親より風呂焚きもうまくなり、どんなことも父親を越えて行くんだろう。
そして、いつの日か自分の子に伝えていく・・・・・。
そんな心地よいつながりをつなぐ為にダンナは今を生きているんだろうな。
子育て中心の生活になってからは子供に気づかされることがあまりに多い、大人になっても未熟なダンナを試しているみたいです。
いい父親であるために子供と共に成長していく・・・・・そんな親子関係みたいです。
2006年05月27日
草刈に始まり草刈で終わる
台風1号が去ってから屋久島は数日晴れ続きだったので。
ブログを書くこともできずに、梅雨前にやらねばならぬ、草刈地獄。
四月の終わりに刈ったばかりなのに膝上くらいまで雑草が伸びてるし・・・・。
屋久島生活は「草刈に始まり草刈で終わる」と言いたくなってしまう。
でも嬉しいことも・・・・。草刈を終えた所からタケノコがすぐに生えてくるんです。
この時期の楽しみな味覚。
細川家ではお味噌汁の具や天ぷらとして食卓にあがります。
草刈も半分(1000坪)くらい終わったころ天候も曇りに、もうそろそろ雨の予感。
昨日から屋久島は大雨。
去年崩れた近所の道路がまた崩れてしまったと防災無線で知らされた。
今朝ごみ捨てに通った道だけに血の気が引くっす。「怖ぁぁぁー」
当たり前だけど明日のシャクナゲ登山(屋久町のイベント)も中止になったそうな・・・・。
自然が相手では人間はちっぽけなものです。
天気予報ではどうやら南九州は梅雨入りしたとの情報が・・・・。
結局、草刈は全部は終わらずに梅雨明け待ちになってしまいました。
2006年05月18日
ヤマガラちゃん
家族寝静まった部屋から「カタカタ、コッコツ、パタパタ」と怪しい音がたまに聞こえてくる。
「えっっ見えない何者かが存在するってこと・・・・」
「それとも泥棒」
物凄く冷静になって「うん。これ耳鳴り、もしくは夢」とお気楽に熟睡してしまいました。
翌日の昼頃、また怪音が「カタカタ、コッコツ、パタパタ、ピッ?」
「ピッ?」ってまさか・・・・・。
リビングの薪ストーブのガラス窓をよーく見ると小鳥と目が合った「ピッピッ」
とりあえず救出してみるとヤマガラでした。なかなか触る機会もないので観察してみると。
とってもフワフワで気持ちよくて、あったかい。
壊れてしまうんじゃないかと思うくらい、とっても小さい。
小鳥は驚くほど心臓バクバクなのですぐに放してあげました。
子供たちもヒヨコ以外、小鳥を触ったことがないのでいい経験になったみたいです。
バードフィーダー(餌箱)欲しくなっちゃいました。
今、細川家の周りではウグイスやホトトギス、サンコウチョウといった独特な鳴き声の鳥が鳴いてます。
2006年05月12日
ほたる
ゴールデンウィークも終わって、仕事時間も普通に戻ったとき。
「あっ。子供たちに休日らしいことを1つもしてない」
これはまずい。
今できること・・・・・・・。
ぽく。ぽく。ぽく。ぽく。ぽく。ぽく。(一休さんが知恵をしぼる時の音)
チーン(ひらめいた時の音)
「ホタル見に行くぞっ」
「ホタル見たーい」
車で近所の川へ行くと10匹ほどのホタルが乱舞してました。
細川家はあわてて車から降りて観察すると、何故かホタルは遠くの川沿いに逃げて、たまに光ってる。
「やっぱりホタルはうるさいの嫌いなのかな」
「じゃ帰ろうか」
帰ろうとするとまた乱舞し始めた。「やっぱり分かるんだね」
そんなこともあろうかとダンナはホタルを1匹捕まえておいたのです。
家の中に放すと「飛んでますよ。オー光ってますよ」
なんとも言えない光です。
長女は大喜び。
「あっここにもホタルいるよっ」と長女
「これ、スイッチの光だよ(ホタルスイッチ)。確かに似てるけどね」
ホタルも迷惑そうなので2階の窓からホタルを逃がしてあげました。
「また遊びに来てねぇー」
2006年05月07日
あくまき
鹿児島や九州地方では5月5日のこどもの日に「あくまき」というチマキを子供たちに食べさせる風習があるんですけど。
もち米を灰汁で炊いたものを竹の葉でくるむチマキ?団子?のような食べ物。
江戸時代の参勤交代では薩摩の武士は保存食として持って行ったらしいです。
最近では自然食品で人気があるらしいが灰の匂いがするくらいで味はあまりしない。
これに黄粉砂糖などをまぶして食べるのです。
毎年、細川家は近所のおばあちゃんやおばちゃんから頂くのですが、
「誰かあくまき食べてよ」
「えぇぇぇぇぇー」
としばらく冷蔵庫に残っている状態。
しかし今年の細川家は違いました。
お昼に2本のあくまきを奪い合いながら完食。
細川家は島の味にも慣れたのか味覚が変わったのか大変おいしく郷土料理を楽しむことができました。
2006年05月04日
入浴中の涙
今日は腰の状態もよくなってきたので結構動いた。
ビニールハウスで飼われているニワトリの卵を取ってきて朝食。
朝食後、新車のくせにやたらと汚い軽トラックをピカピカにワックスがけ。
午後はビニールハウスのパッションフルーツの受粉とツルの誘引。
嫁さんの車のキズ補修。
夕方は風呂焚き
突然のお客様が細川家訪問で細川家土地案内。
久しぶりにこんなに動くことができて気持ちのよい1日でした。
「おーい風呂は入るぞー」
「嫌ッ。ママと入るー」
「うるさい!!入るぞー」
「わぁーーー」
子供三人と風呂入浴中、長男2歳がダンナの顔を見て「あったかいね。ありがと、パパ」
と言って「チュッ」とキスしてくれたんです。
あまりに突然のことで嬉しくてダンナは泣いてしまいました。
それを見た長女5歳が「パパッ、ありがとー」
今度は二人に「チューチュー」とキスしてもらいました。
父さんは子育てもっと頑張るぞ!!
子供たちに俺の生き様をたっぷり見せねば・・・・。