ライバルとの再戦次男くんの銀メダル

2010年05月19日

負けは負け

鳥栖でのレスリング九州大会では久しぶりにライバルT君との対戦のチャンスに恵まれました。

でも1・2年生の部20Kgなので長男もT君も1年生ですから2年生とも対戦する可能性があり、勝ち進むのも大変なんです。

長男の第一試合は不戦勝・・・・・・長男は試合数が減ってしまったことを残念がり暇そう。

第二試合は機敏な動きとやわらかい身体の選手で長男の苦手とするタイプの選手。

以前は苦戦しましたがテクニカルフォールで勝ち。

今回もテクニカルフォールで決勝に進みました。

ライバルT君も2年生を破り、決勝進出。



夢にまで見たライバルとの決勝戦。

二人とも1年生ながら勝ち進むところが立派です。

不思議なことかもしれませんがダンナとしては『どちらが勝っても嬉しい』という心境。

決勝戦で対戦できるのが嬉しいのです。

長男には『久しぶりの対戦なんだから思いっきりぶつかって来い』と送り出しました。

運命の決勝戦は意外な試合運び・・・・・・T君は長男から逃げて距離を保ち長男の動きを見ている。

長男には『あせるな!!簡単にタックルに入るな!!』とアドバイスしても焦りからへなちょこタックルをがぶられて、さらにがぶり返し・・・・・2度目のがぶり返しは長男が返し、押さえるがフォールまでは出来ない。

その後は追っては離れを繰り返し時間だけが過ぎていく、あせった長男にT君の絶妙なタックルが決まって粘るも1点取られてしまった。

1セット目は3対2の接戦

2セット目も追っては離れの繰り返しから、あせった長男が組みに言ったとたん投げられてしまった。

時間が無くなり、攻めるが試合終了。

久しぶりの対戦はT君の勝利、長男はレスリングをさせてもらえない試合でした。

長男にとっては今回のような試合運び自体が初めての経験。

『負けは負け』



勝利したT君は長男の何倍も試合に出て、全国レベルの試合にも沢山参加している素晴らしい選手。

小学1年生のT君が自分で考え、長男に勝つための作戦を成功させる・・・・・・経験の差と試合運びのうまさに完敗でした。

T君が長男の全国大会に向けての経験を教えてくれたようです。

『T君は強い』

そんな選手が全国大会には集まってくる。



待ちに待ったT君との試合で思うようなレスリングが出来なかった長男は悔し泣き・・・・・。

長男が今まで見せたことが無い姿でしたが悔しい気持ちを日々の練習、全国大会に活かせると思います。





T君が見事に優勝、金メダル

長男が銀メダル

二人とも頑張りました。



二人ともレスリングを通じて知り合い、ライバルとなり、レスリング以外では友人、こんな小さい子でもしっかり気持ちを切り替えて戦う姿は素晴らしいです。



T君と長男はいつもメダルをかじりながら?丸呑みしながら記念撮影。

今回のメダルは大きすぎてT君、『おえっっ』となってしまい微笑ましかった。

今回の九州大会はT君と妹のSちゃん、兄妹揃って金メダル。

兄妹揃って九州チャンピオンです。

おめでとうございます



親として残念だったことは、たまにしか会えないライバルT君とスパーリングをしてほしかったことです。

試合は負けましたが屋久島に同じ歳頃、同じ体格で長男が必死にならないと勝てないようなスパーリング相手がいないので、悔しい思いがあるならT君の胸をかりておもいっきりスパーリングしてほしかった。

まだ小さいので当然ですが長男はそこまでは考えることができなかったのでしょう。

T君だって長男とスパーリングするのを楽しみにしていたはずなのに・・・・・・・。


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