2007年04月02日
カンパチゲットだぜぇ
1ヵ月ほど前に友人にジギングに誘われて、めちゃめちゃ楽しみにこの日を待っていました。
しかし、天候も波浪状況もかなり怪しくて「延期かも・・・」と天気図をながめていたら、
「明日は予定通りに集合」との連絡。
慌てて子ども達が寝た後にコソコソと準備。
もし、腹が痛くなったら・・・・。正露丸準備OK
もし、鼻炎になったら・・・・。薬も準備OK
もし、船酔いしたら・・・・。酔い止めOK
「あっジグ忘れてた・・・・」
布団の中でイメージトレーニング・・・・・もう寝られないよ。
ジギングは100メートル以上ジグを沈めて一気にシャクリ上げる体力バカな釣り、
今回の目標は釣れないとしても休まずにジグをシャクルことです。
といっても巻くのは邪道な電動リールで楽チン。
そして、叶うものなら初獲物をこの手につかみたい。
やってやるぜっ
出港してポイントに着くや、早速一投目にアタリが・・・・急に軽くなった。
スナップが曲がり、はずれてオニュウのジグが消えました。
船長さんいわく、大きなカンパチが食いつくとスナップがはずれることがあると言う。
「へぇ~そういうこともたまにあるんだぁ」とまだ他人事・・・・。
周りの皆が連続ヒットしている。
こうしちゃいられんとスナップを戻してジグを付けて海へ放り込んだ。
「ブルブル」ウィーーン。
「ヒィーーット」
電動リールだとあたりがなんかへん。「ガツーン」という激しい感じがない。
「ウィーン、ウィーン」
電動リールにはカウンターが付いているからあと何メートル巻けばいいのかがわかる。
ドキドキしていると白い魚体が見えた。
「ジギングの初獲物はカンパチだぁ」
リベンジを果たしたと言う気持よりもこれで安心して家に帰れるという気持ちが強かった。
子供たちの喜ぶ顔が目に浮かぶ。遠くにはちょうど高平集落が見えていた。
「お父さん、釣ったぞぉー」と叫ぶが聞こえるはずもないし、まだ寝てるだろう・・・・。
大潮で潮の流れが急に早くなってきて風も強くなってきたので。
残り1本の重たいジグにかえてシャクルシャクルシャクル。
「ブルブルブル」ヒットか?
ふわぁーとまた軽くなった。やられた。またスナップだよ。
もう絶対にスナップは使わないぞと心に決めた。
仕掛けを直そうと思っていたら同船した方が仕掛けをあっという間に直し、
しかも使わないからとジグを譲ってくれました。
さすが釣りにかける意気込みも違いますね。
その気持ちに応えねば・・・・・。
シャクリまくりです・・・・シャクリまくって・・・・シャクリ・・・疲労・・・・限界です。
とその瞬間「ブルブル・・・グッグィー」と弱った身体に激しい引き込み。
電動リールが悲鳴をあげ、巻き上げ速度がどんどん遅くなり止ってしまった。
ヒーヒー言いながら手巻きしていると魚も弱ってきたようです。
試しに電動リールのスイッチを入れると遅く巻き上げることができた。
もう巻き上げる力さえ残っていない体に電動リールは神様でした。
ビッグファイト(笑)のすえカンパチゲット
幸せぇ~。
結局合計3匹のカンパチを釣り上げることができました。
同船した人の中ではダンナの釣果は少ないほうで1人で8匹釣ったつわものも・・・・。
すげー俺なんか電動リールのくせにヘロヘロなのに・・・・・。
でも最後まで休まずにジグをシャクリ続けました。
おかげでお尻と頭以外は全身打撲のような激痛と
左わきの下はロッドグリップが擦れて赤く腫れあがっていた。
本当に肉体の限界を久しぶりに味わった1日でした。